学園大の近くでオオサンショウウオ発見!

2006年07月16日(日)

オオサンショウウオ
発見されたオオサンショウウオ

7月5日、同窓生の皆さんのふるさと・亀岡市で、国の特別天然記念物に指定されている「オオサンショウウオ」が発見されました。発見された場所は、京都学園大学から程近い曽我部町穴太にお住まいの齊藤正幸さん(75)宅。

5日の早朝、正幸さんの妻・久子さん(68)が、自宅の軒先に置かれている洗濯機の前で、ゆっくりと動めくオオサンショウウオを発見。「見つけたときはビックリして洗濯物を投げて、お父さんを呼びに行きましたよ。一気に目がさめてしまいました」と驚きを隠せない様子で当時の様子を話してくれました。

今回発見されたオオサンショウウオは茶褐色で、胴体には黒い斑点があり、体長92センチメートルと比較的大型のものです。

発見者の齋藤さん
発見者の齋藤さん

齊藤さん宅では約20年前にもオオサンショウウオを発見されていたようで、今回で2回目の発見になるそうです。齊藤さん夫妻は、「ノタノタと動いて逃げるので、保護しようとおっかなびっくり網を出したらすんなり入ってきましたよ」、「昔は犬飼川のこの辺りでも見ることはあったが最近では珍しいです。大雨の影響で上流から流されてきて、エサを求めて陸に上陸したのではないでしょうか」と興奮気味に話していました。

自然の減少とともに数が激減してしまった「オオサンショウウオ」。豊かな自然が残る亀岡には、このような貴重な生物がまだまだ数多く残っています。バイオ環境学部が新設された京都学園大学の学生も協力し、素晴らしい自然と共生できる環境の実現に努力してほしいですね。

☆ワンポイント

かつては食用とされた「オオサンショウウオ」。名前の由来は、肉を煮ると強い山椒の香りが家中に立ち込めたところからだそう。最初は堅かったが、数時間煮続けると柔らかくなり、香りも抜けて非常に美味であったと言います。

 

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