同窓会設立40周年記念事業 日本三大桜の植樹報告

2017年03月31日(金)

平成29年3月31日、あいにくの雨模様の今日、京都地方気象台が京都の標準木のある二条城でソメイヨシノが開花したと発表されました。
そのソメイヨシノ、第1期卒業生の皆さんが卒業記念に100本の桜(ソメイヨシノ)を大学に寄贈されました。40年余の年月を乗り越え、毎年、春には京都亀岡キャンパスで咲き誇り、新入生を迎えてくれています。

そんな思いのこもった桜を、大学キャンパスに増やすため、平成25年、同窓会設立40周年を記念して「播種(はしゅ)40(新タナ出発(タビダチ)友ガ為ニ種ヲ播コウ)」として、つぎに繋げるための種まき事業の一環として事業を展開しました。

設立40周年の企画として、後輩たちに「大志をいだき、大きく育ち、花を咲かせてほしい」気持ちを込めて、当初、桜の種をまき、育てることを発案しましたが、情報収集した結果、桜は種から育てると雑種となり、きれいな花が咲かないとわかり、代わりに、日本三大桜(福島県の三春滝ザクラ・山梨県の山高神代ザクラ・岐阜県の根尾谷淡墨ザクラ)を、当時、バイオ環境学部の中川重年先生のご協力のもと日本三大桜の苗木(接木)を入手。その苗木をバイオ環境学部農園に仮植えしていただき、中川先生及び森本幸裕先生と造園部の学生さんの皆さまに約3年間、育成していただきました。

その桜を昨年、平成28年9月18日(龍頭祭)に京都太秦キャンパスに日本三大桜を各2本の合計6本を篠原総一学長はじめ教職員及び造園部の学生さんと一緒に寄贈記念植樹をしました。(そのときの模様はこちらから。)
また、平成28年10月22日(龍尾祭期間中)に京都亀岡キャンパスでも、同様に三大桜合計19本(滝ザクラ4本・神代ザクラ7本・淡墨ザクラ8本)寄贈記念植樹を実施しました。

さらに、平成29年1月25日、勉学に励んだ地である亀岡市へ三大桜各1本を寄贈。
現在までに合計28本寄贈していることをご報告させていただきます。

そして、この日本三大桜を教材に卒業論文を作成された小松原 周さん(バイオ環境学部環境デザイン学科卒業生)は、3月11日のバイオ環境学部卒業パーティー(バイオ環境学部同窓会主催)で、これまでの取組の経過について説明されました。小松原さんは淡墨ザクラがお気に入りだそうです。

今回の日本三大桜寄贈植樹イベントはバイオ環境学部の先生、学生、亀岡市等と京都学園大学同窓会とのつながりを深める有意義な事業になりました。
バイオ環境館へと続くこの道が桜並木となる日が楽しみですね。

 

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