元祖ぼたん鍋と京料理「畑かく」さん

2007年03月05日(月)

同窓生にゆかりのあるお店を訪ねてご紹介する本企画。第1回目は、1979年3月経済学部卒業の新造 一夫さんが代表(三代目ご主人)を勤められます、元祖ぼたん鍋と京料理のお店「畑かく」さんです。ページの下のほうにPR映像もご用意していますので、よろしければご覧ください。

畑かく

歴史と趣を現代に伝える京都は上京区。烏丸鞍馬口を南西に入った小路に足を向けると、「畑かく」(はたかく)さんの風情ある軒が見えてきます。畑かくさんはイノシシ鍋を「ぼたん鍋」と初めて呼んだ "元祖ぼたん鍋" の店。柔らかく臭みのないイノシシの肉を白味噌で京風に仕上げた飽きの来ない鍋料理は、老舗ならではの "こだわりの伝統" が成した逸品です。

畑かくさんの軒先
畑かくさんの風情ある軒先

御所の御狩場の宿屋のご子息である新造さんの祖父が考案された「ぼたん鍋」。花の牡丹のように盛り付けられた肉は、白と赤のコントラストが食欲をそそるだけでなく、鍋の中で旨味を十二分に出してくれます。白味噌の口当たりのよいコクだけでも美味しいですが、ポン酢であっさりと頂くとさらに旨味倍増ですよ!

畑かくさんのぼたん鍋
花の牡丹のように盛られたお肉がキレイですね

数寄屋造りの落ち付いた店内は、どの部屋に座しても心地良さを感じさせてくれます。ゆったりと流れる時間の中で、ゆっくりと料理を楽しむ。料理の味だけでなく、忙しく慌しい現代人には忘れられてしまった感のある、"日本人の粋" も味わえるお店です。大正時代から続く老舗割烹ならではですね。

畑かくさんの店内
炭火の炉を囲む落ち着いた空気の部屋
畑かくさんの中庭
部屋から眺められる中庭。見る者の心を安らげます

畑かくさんの「元祖ぼたん鍋」のシーズンは猟が解禁になる11月中旬~3月下旬。ぼたん鍋以外にも、会席料理や仕出しに松花堂 幕の内弁当も扱われておられます(詳細は下記を参照ください)。京料理の老舗で、舌だけでなく五感全体でゆったりと「京都」を味わう??そんな "大人な" 時間を過ごすのにお勧めのお店です!

畑かくの代表を勤められる新造 一夫さんと奥さま
「畑かく」の三代目ご主人、新造 一夫さんと奥さま

本稿取材に際し、畑かくのみなさんにはご多忙の中を大変お世話になりました。この場でもお礼を述べさせていただきます。また、新造さんには「僕らの(大学)時代にはカレーの作り方をテストに書いたら可がもらえるという噂があって。他にもインディアンの絵を描いたらいい、という噂もあったね(笑)」といった楽しい思い出や、大学生の年頃のお子さんを持つ親としての素直なお気持ちなど、たくさんのお話を聞かせていただきました。また別の機会にこちらもご紹介させていただければと思います。


動画の再生にはFlashプレイヤが必要です。
 

元祖ぼたんと京料理『畑かく』

【京の会席料理】
15,000円、12,000円、10,000円、8,000円各コース
【元祖ぼたん鍋】
8,000円(10月15日~3月20日頃迄)
【松花堂 幕の内弁当】
4,000円より(平日のご昼食に限ります。12時~2時迄)

● お料理をごゆっくり召し上がって頂くために午後7時までにご来店ください。
● ご宴会等のご予算はご相談させて頂きます。
● あらかじめのご予約のほどよろしくお願いします。
● 税金及びサービス料は別途頂戴します。



京都市上京区御霊前通烏丸西
TEL:075-441-0610(代)

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

 

このページの先頭へ